前回の続きです。



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サイトメガロウイルスの治療の時、

カムの意見が聞けたらな。

と感じたことを思い出した。



今まで、

補聴器をつけて音を感じて欲しい

と思っていたけど、

これは私の思いであって、

カムは補聴器をつけたくない!と強く主張している。



それならもうやめちゃおう。

カムのやりたいようにしてみよう。



と決意したのでした。



この漫画を描くにあたり、

昔の日記を見返したのですが、

補聴器をやめた後の日記を読んでみると、

「補聴器をやめて、カムの笑顔が増えた気がする。

何より、私に向ける笑顔が増えた。」



と書いてありました。

カムの希望通りにすることで

私への信頼感?のようなものを取り戻せたのかな?



そして しばらくして

カムには感覚過敏があることに気づくのです。



主に頭や口、耳。

とても敏感で触ることを激しく嫌がります。



補聴器を強く嫌がったのは

感覚過敏であったことも原因の一つかもしれません。



***



補聴器をやめ、

主なコミュニケーションは手話になりました。

手話といっても、簡単な単語や、

カムが分かりやすいように

オリジナルの手話も作りました。



あとは写真や絵カード。



これらは全て、周囲の人々からカムへの発信です。



カムからの発信手段はというと…

オリジナルも含めた2〜3語の手話。

クレーン(人の手をクレーンのように要求の場所に持っていくこと)、

それとアイコンタクト。



不思議なもので

カムは赤ちゃんの頃から

考えていることが漫画のふきだしみたいに見えるようだと

よく言われました。



目を見ると、なんとなく伝わってくるんです。



でももう少し具体的なやりとりができるよう、

手話で表現してくれる言葉が増えたらいいな。



そんなわけで

昔は補聴器を使っていましたが

現在は補聴器も人工内耳もしておりません。

なので、カムからの発語(音声言語)はありません。



普段、漫画に出てくるカムのセリフは

雰囲気で感じたカムの心の声なんです。



これが我が家のケースです。

いろんな家庭環境があって、

いろんなお子さんの性格があって、

いろんな事情があるだろうから、

いろんな選択が存在するんだと思います。



それでいいんだと思います。



次回からはいつも通りの日常漫画です。



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